ザ・サークル

6月の歌を発表しよう。
6月の歌は、オーシャン・カラー・シーンのザ・サークルだ。
オーシャン・カラー・シーン。大好きなバンドだ。現役の英国バンドでは一番好きなバンドだ。
オーシャン・カラー・シーンはすばらしい。本当に”バンド”らしい”バンド”だと思う。
そしてザ・サークルはすばらしい名曲だ。
この曲の中で、「美しき6月は虚しきグレーに変わる」って一節がある。
そして、「僕はみんなの輪の外にいるような気分になる」と続く。
6月の孤独感。6月の疎外感。6月が俺の心まで曇らせる。
この感じはとてもよく分かる。
そして曲は、「俺が本来いるべき場所に俺は向かうんだ」という決意表明へと展開する。
そしてゲスト参加のポール・ウェラーの力強すぎるギターソロが響き渡る。
ここで、かつて”アングリー・ヤング・マン”だったイギリス人全員がむせび泣く(推測)。
オーシャン・カラー・シーンはけっして恵まれたバンドではなく、メジャ−デビュー後、長い不遇の時代を経てシーンへ帰ってきたバンドである。
彼らの歌う6月は、まるで自らの不遇の時代を象徴しているかのようだ。
オーシャン・カラー・シーンにはJULYっていうタイトルのついた6月の曲もあり、
この曲でも自らの不遇の時代を雨の6月に例えている(ように感じられる)。
こちらも名曲。
そんなオーシャンの新作がこの6月下旬に発売されるらしい。
きっといつものように、地味だけどすばらしい作品に違いない。
僕は雨にコートをひるがえしながら、ニューアルバムが聴ける日を心待ちにしている。
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最近、「過去25年の名曲」という海外のテレビ番組で、ベスト・ソングはニルバーナのティーン・スピリットが選ばれたというニュースを聞いた。
他にはU2のONE、ガンズのスウィート・チャイルド・オブ・マイン、プリンスのビートに抱かれて、ポリスの見つめていたい、なんかがあげられていた。
俺はひそかに、ザ・サークルがその中に入ってもいいんじゃないかって思っている。