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エルヴィス

俺のエルヴィスは眼鏡をかけている。
俺のエルヴィスは英国人だ。
もうそろそろ「エルヴィス=(イコール)=コステロ」なんじゃないかなー、世間的にもさ…なんて眼鏡屋で黒ブチ眼鏡を物色してたら、
眼鏡屋の壁に貼ってあった全英チャートの1位にエルヴィス・プレスリー大先生の名前が踊ってた。お見逸れしました。
イギリスのワイヤーって雑誌に「めかくしジュークボックス」っていう企画があって、
(色んなアーティストに曲を聴かせて誰の曲かあてさせる企画。レコ・コレでもやってるね)
それで、コステロと比較されたポール・ウェラーのインタビューが何回読んでもおもしろいので、ちょっと長いけど以下に抜粋する。
最近マウスに頼りすぎで、タイピングが遅くなったので、練習もかねてさ・・・。
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 ―エルビス・コステロのキャリアとあなたのを比較するとおもしろいような気がします。
あなたがたは2人ともパンクの時代に有名になったわけですが、どちらも自分のキャリアのある段階で非常に政治的なことに関わっていた時期がありました。
そして2人ともシンガーソングライターで、いまなお活躍しています。
でもエルビスの信頼性は常に一点の曇りもありませんでしたね。
PW)そういうふうに見えるよね、確かに。
 ―でも同じ事があなたには言えないのでは?
PW)言えない。全然言えないね。
 ―そういう信頼性のギャップについてはどう思いますか?
PW)どう答えたらいいのかな。僕個人の見方から言えば、僕はまちがいを犯すことによって自分ができること、自分が得意なこと、そして自分が得意じゃないことを知ろうとしてきたんだ。
僕はエルヴィスを蹴落とそうとか、そういうつもりはない。だって実際彼がこうして今も活躍していることに敬意を表しているからね。
でも彼は活動を始めてから、あまりにも同じレコードを出しすぎているよ。あのカントリーのアルバムは別だけど。
それに対して僕は、よかれ悪しかれ何か違うことをしようと努力してきたんだ。
ときにはみじめなほど失敗することもあったけど、でも成功することだってある。
(中略)
 ―最近、80年代のある時期、あなたはかなり長い間、自分自身に夢中だったと語っていましたが・・・。
PW)そう、エゴっていうのは狂暴になってくるとものすごく危険だよね。でもそういうものとは全く無関係になって、エゴをあるがままに見つめている今は、自分の回りいる他のアーティストにそれを感じたりするね。
 ―たとえばどんな人ですか?
PW)そうだな、ボノはもっと気をつけるべきだと思うよ。彼はすごく突飛な主張をしている。
自分の両方のキンタマを危険にさらしているんだ。でも僕は片方しかさらさない。そしてエルヴィスはどっちも危険にさらしたことがない。
(以下略)
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ハハハ(笑)。で、最後は「キンタマをさらしてないエルヴィスは偉い」って締めてるんだけど、
全然褒めてる感じしねーよなー。ウェラー最高。
己のプライドを傷つけられたら、このくらいムキになれる男でありたいね。
確かライブ・エイドでも政治的なことでボノと口論になって遺恨があるはず。
根深いねー、ウェラーは。最高。
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ウェラーのニューアルバム「スタジオ150」が届けられた時、まるでコステロの「コジャック・ヴァラエティ」みたいだなと思った。あれでキンクスのDAYSを演られたのは、相当悔しかったんじゃないかな。そういえば、バカラックのナンバーにも挑戦してるんだよね。
コステロ好きの友人と、夜通しウェラーとコステロの話で競い合っていたのを思い出しながら。
君がいなくなってから、僕はコステロばかり聴いてるよ。