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 KICK OUT THE 80's NO.7

CKドーナツ

* BRUCE SPRINGSTEEN  : JERSEY GIRL
1986年発売のアルバム「THE LIVE」(最強のライブ・アルバム)に収録された一曲。
ニュージャージー」がテーマの曲(ニュージャージースプリングスティーンの出身地)なので、しばらくはスプリングスティーンのオリジナルかと思ってたが、クレジットにトム・ウェイツの名前が刻まれているのを見て、当時とても驚いたのを記憶している。
おそらくスプリングスティーンの発表したアルバム(未発表集、ブート除く)で唯一のカバー曲なのでは?(ああ、スマン、WARがあったな・・・。)
プライドの高いボスが、最強のライブ・アルバムの最終曲に他人の曲をもってきていることに驚く。
確かに、ニュージャージー出身のスプリングスティーンが、地元の凱旋ライブでこの曲を歌うと、とても盛り上がることこの上ない(音源でハンパない歓声が確認できます)。
オリジナルはトム・ウェイツの1980年発表「ハートアタック&バイン」に収録されている。
聴きたくってたまらなくってCDショップを親友と駆けずり回ったトム・ウェイツバージョンは、1990年の11月にハートアタック&バインのCDが再発されるまで、僕達は聴く事ができなかった。
現在もトム・ウェイツの人生の伴侶であるキャサリン・ブレナンに捧げたこの曲は、レコードだとA面の最終曲を飾っている。
そういえばこのアルバムには、B面の最後にリッキー・リー・ジョーンズに捧げたともいわれる名曲チューン「ルビーズ・アームズ」が入っている。
トムはこのルビーズ・アームズ以降は、デビューから在籍していたアサイラム・レコードを離れ、まったく違った音楽路線(一般にはアバンギャルド路線などと言われているが、俺にはこの言い方はどこかしっくりこない。かといってこれといった形容表現も思い浮かばないのだが・・・)を歩むことになり、ルビーズ・アームズは、それまでのトムのイメージである「酔いどれ詩人」への決別宣言ともとれる。
僕はやっぱり「酔いどれ詩人」の頃のトム・ウェイツが好きだ。でも彼の現在の活躍をみると、この「酔いどれ詩人」への決別宣言は重要なターニングポイントだったのだろう。
話がそれた。どうもトム・ウェイツの話になると長くなっちまっていけねぇや。
「シャララララ・・・」って歌詞はビートルズやスモールフェイセスやアル・グリーンポール・ウェラーも使ってる歌詞で、とても爽やかで可愛らしい響きがあるけど、
トム・ウェイツスプリングスティーンはダミ声で豪快に武骨に"シャララ"と歌い上げる。そのミスマッチがとてもいい。
僕もノドから絞りだすようなダミ声で「シャララ・・」と口ずさみながら、あの列車に乗りこむのです。