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アマイ・ナ2

短編習作

それから、僕の美奈さんへのスイーツ餌付け攻撃は1年間続いた。
今や、憧れの美奈さんはかつての美人受付嬢の面影は跡形もなく消えうせ、
ブクブクと醜悪に太った一匹のブタと化していた。
それでもよかった。美しく完璧なるモノを俺の手でジワジワと貶めていく快感・・・いつの間にかそっちの方向に俺の欲望はねじれてシフトしていた。
ある日、美奈さんからハガキが届いた。
「甘いものに誘惑されて今の姿になることで、
 私のこれまでの人生がいかに甘かったかって事にようやく気付きました。
 ずっと甘えて流されてきたけれど、これからは自分に素直に生きれそうな気がします。
 これからの人生はちょびっと塩辛いけれど、
 自分探しの旅に出まーす。
 行き先はわかりませーん。
 サヨナラ、私のスィート・ハート」
(ここからカットアップ技法をもちいて書きました!分かったような顔をして楽しもう!)
涙が止まらなかった。頬を伝う涙・・・こんな感触だったとは!
俺の機嫌を損ねる諸悪の根源。
それは・・・、カレー屋。
そこに乗り込んで本のページをパラパラとめくってやった。
最後は、決定的な言葉「アレ」を吐いて、
三本締めでキレイに締めた。