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ET2

soulknuckle2005-11-14
みてきましたよ、エリザベスタウン
正直、参った。もの凄くいい映画だった。
予想通りロックとか古い映画を使った妙に鼻につく小ネタも盛りだくさんだったんだけど、それを差し引いても、
これは「あの頃ペニーレインと」を抜いて、キャメロン・クロウの最高傑作でしょう。
<注意!この後は映画の内容に触れてます。これから映画を観るヤツは読むな!>
まず、旦那の葬儀において下ネタで皆の心をつかむスーザン・サランドンが、まるで大阪人情ドラマを見ているようで、藤山直美に見えてきた。
その後のぎこちないタップダンスに泣けて泣けて、なぜか涙が止まらなくなってしまった。
こんなシーンで泣かされるなんてなー、なんて思ってたら、ここからラストまでの展開がまさに圧巻だった。
その後、かつてプロになる夢に破れた中年バンドによるフリーバードの演奏へとなだれこむ。
しかしキャメロンはフリーバードが好きなんだなー。俺も好きだけどさ。
わざわざキルスティンにも「フリーバードね」というセリフを言わせている(フリーバードを認識する20代女性なんてそういるもんじゃないよ!オヤジ感涙)。
しかもハリボテの鳥に火をつけて飛ばして客をパニックさせたり(レーナード・スキナードはやっぱり炎のイメージだよな)、散水シャワーの中での演奏(感電するって!)とか、しょぼい演出ながらもいいシーンでグっときた。
そして、ついに例のMIXテープの登場です。このMIXテープの使い方が絶妙。
(クソー、もしも事前にMIXテープが出てくるって情報を知らないで観てたら、僕はこの映画のラスト30分に完全に打ちのめされていた事だろう。映画にヤラれるなんて感覚、ここ数年味わっていないんだぜ!それは一発KOをくらった時のようにとても気持ちのいい状態なのさ。情報化社会のアホー!)
MIXテープを渡された時から、主人公のロードムービーが始まる。
なんてったってキルスティンの作ったMIXテープの1曲目がジェームス・ブラウンのザッツライフですよ!(こんな選曲カマす20代女性なんてそういるもんじゃないよ!オヤジ感涙)。
途中メンフィスに立ち寄らせたり、ジェフ・バックリーについてもちゃんと触れたり(
そういえば主役のオーランド・ブルームジェフ・バックリー(↑写真)にどこか似ている気がする。バックリーに捧げる映画なのだろうか?いや、これはきっと俺の勝手な思い込みだな・・・)、
音楽と旅による救済というか、リハビリというか、マジックというか、このロックの使い方は実に上手い。実に美味い。
ラストはアメリを思わせる感じでちょっと萎えたけど、十分に合格点。
いやー、キャメロン・クロウ、いい映画作ったなー。俺もがんばろう。
この俺が思わずできそこないの映画感想文を書いてしてしまうくらい、いい映画でした。
自分の作ったMIXテープを聴きながら旅をした事のある人、そんな人にオススメです。
大切な人からMIXテープをもらった事のある人、そんな人にオススメです。
大切な人にMIXテープを作った事がある人、そんな人にオススメです。