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告白しよう。よく上司や取引先との会話をはずませる為に、嘘をついている。
それは、「学生時代に野球をやっていた」だとか、「学生時代にサッカーをやっていた」なんて類いの嘘だ。
いやそれはもちろん自から積極的に発する嘘ではない。
原因は、生まれつき「ボクの見た目と受け答えが超☆体育会系」の所にある。
初対面の人との会話においては、必ず「何かスポーツやってたの?」「もしかして甲子園に出てた?」「自衛隊に入りませんか?」というフリが来るのだ。
そこで、「いえ、何も…運動系は全く興味が無いんです」なんて正直に答えちまうと、その後の沈黙の淵から這い上がるのに凄まじいエネルギーを費やす事になる。
だからボクは会話の行きがかり上、嘘をつく。
時には甲子園行きの切符まであとアウトカウント1つだったとか、伝説の9人抜き達成まであと1人(止めたのは田中マルクス主義)だったとか、ノーヒットノーラン達成まで後27人だったとか・・・、
「ただ、その場の雰囲気を軽く盛り上げたい」というそれだけの理由で、そこまで話をエスカレートさせてしまう。
話にまんまと乗ってきた相手は、次に必ずこうくる。
「うちの野球チームに入らないか?」「フットサルチーム作らないか?」「フー・ゴル(フードルではない)でスーコーまわらないか?」
そこで会話を打ち切るように、僕は必ずこう返す。
「いやぁ、腰に爆弾抱えてましてね(ニヤッ)」
今までは、この一言で会話の後続をピシャリと断ってきたのだが、
最近はそうはいかなくなった。
いい整体を紹介されたり、中国針をすすめられたり、バラコン体操を伝授されたりしている。
腰痛持ちの悩みはつきない。