(前に書いた記事再録)「6歳の僕が大人になるまで」見ました

えっと、久しぶりに映画を見ましたよ。
とってもいい映画でした、「6歳の僕が・・・」。
いい映画を見ると、昔からのクセで無性に文章を書きたくなるよね。誰に読んでもらうって訳でもないんだけどさ。
(!!注意!! ここからネタバレ・タイムだぜ)
特に大きな事件も起こらない映画。ただ淡々と、成長する主人公の姿とともに、時の移り変わりを見せていくだけ。でも、引き込まれる。すごく。
「きっと、少年と、お父さんと、両方に自分を重ね合わせられるからよ。うらやましいわね」
言い当てられた。命中。その通りだ。
イーサン・ホーク演じる所の離婚して別居しているお父さん。このキャラがすごくいい。テキトーそうでいて、締める所は締めるお父さん。いつも明るく、子供と同じ目線で語りかける(子供は妙に冷めていたりするのだが・・・)。
そして、お父さんのカーステからは、いつもロックがかかっている。フレーミングリップス、そして、ウィルコ。このウィルコのHate it hereがかかるシーンは、グッときてしまった。これを自分で選曲して子供に聴かせてると思うと、さらに泣ける。
ただ、そんなオルタナ好き父さんが作ったビートルズのブラックアルバムの選曲があまりにも悲惨すぎるのは、監督のミスだと思う。


話を変える。この監督のスタイルなのか、例によってラストはいきなり終わる。
「瞬間ってのは、今だ」っつって。
そして恐らく、俺が思うに、映画のファーストシーンへとループする。だから俺は続けてもう一回見た。
一般に男ってやつは、魅力的な女性と出会い、奇跡的にその子と恋愛がはじまりそうになった時、「俺はこのために今までの人生を生きてきた」と思う傾向にある。そして、これまでの人生がフラッシュバックする。
なぜこの映画が6歳から始まっているか。それは、人間の記憶がこのくらいから残っているからだ。
僕達がスクリーンで見ていたのは、少年の断片的な記憶なのである。だから悲惨な大事件は起こらない。
こんな解釈だと、なんだか薄っぺらい内容の映画に聞こえるかもしれない。でも、魅力的な女性と出会って恋に落ちる事って、人生の一大事件なんだよな〜。生きていて一度は経験するべきです。いや、一度と言わず何度でも。その度に、あなたの人生は巻き戻り、フラッシュバックするのです。
ただ、I Hate it here状態だけは、避けてほしいけどね。