ラッド問題とハードロックカフェにて

僕の子供たちは、ごく普通の小学生なので、日曜8時はイッテQを見ている。昨年は、父親強権を発動して真田丸を見ていたが、直虎後は強権を開放した。子供たちは、涙を流して直虎様に感謝した。

イッテQの今週の放送で、ギニュー特戦隊というオタ芸の集団が出演したのであるが、ラッドウィンプス前前前世に乗せてキレッキレのオタ芸を披露していた。

「あ!君の名は。じゃん!(ちなみに我が家は全員、「君の名は。」は未見です)」と盛り上がる子供達。

「あ、これ歌ってる人、フジロック出るよ」と俺。

「うそーん、見たいー」とガキども。

「え〜。言わなきゃ良かった」と俺。

「お母さんにも教える!」ガキども。

「うあ〜、ヤバいな、この展開」俺。

「うそ!見たい!そんなメジャーな人も出るの?」カミさん。

「いやもっとメジャーな人が出るし・・・」俺。

「とにかく、君の名は。の人らは絶対見る!」俺以外の全員。

渋々タイムテーブルを確認する。大丈夫だ。ちょうど夕飯タイムだったので、見れる。

「仕方ないな〜。映画の曲聞いたら、メシに移動するからね」

「やったー」

よくよく聞くと、新学期に夏休みの思い出を学校で発表するらしいのだが、我が子たちは律儀にもフジロックの話をしてくれているらしい。昨年のウィルコは、先生も知らなかったと兄弟で嘆いており、今年のオーオーオーの人達(doctor pratsね)なんて、きっと誰も知らないよね・・・と兄弟で心配していたらしい。その点、君の名は。の人らなら、みんなから羨ましがられる(特に女子)との事。まあ・・・君達の女子ウケの為なら喜んで協力しようじゃないか。

 

 ※※※

今夜、ハードロックカフェにて

 「ああ、やっぱり恵比寿ガーデンより、こっちが落ち着くな〜」

「ところで、先輩、君の名は。ってヒットしましたけど、見ました?」

「ああ、あれだろ。おれがあいつであいつがおれで

「まあ、よく比較対象として言われてますね」

「あれだろ、転校生」

「映画版の方ね」

「あれだろ、フェイスオフ」

「ちょっと違いますね。あれは整形手術で入れ替わるやつなんで」

「後輩君、もし、君が朝起きたら女子高生だったらどうする?」

「え?」

「俺はね、まず揉む」

「はあ?」

「よく揉む」

「そんな、美味しい漬物の作り方じゃないんですから」

「まず揉む」

「揉みすぎです」

「で、部屋に籠る」

「え?」

「部屋から出ないな」

「それじゃあ物語が展開しないじゃないですか。学校行きましょうよ」

「で、片眉を剃り落とすね」

「・・・それ、空手バカ一代の山籠りじゃないですか。籠るの意味が違ってきますよ」

「あ、知ってた?」

 「知ってます」

「で、絶命」

「えええ?」

「なんかの本で読んだんだけど、男って女のEを感じると死んじゃうらしいよ」

「映画終わっちゃうじゃないですか」

「そういう事だろ?前前前世って。3代続けて死ぬみたいな」

「いや違いますよ」

「そうなるとね、もしかしたらこの現実の世の中にも、実際に入れ替わってる奴らがいるかもしれないんだよ」

「はあ」

「でも、女になった男は確実に絶命してるからね」

「確実って事は無いでしょ」

「たちが悪いのは、男になった女だね。世のイケメンとかイクメンとかだいたいこいつらだから」

「そうなんですか」

「ああ。だから俺達本当の男は、冷や飯を食わされてる」

「俺達って、僕も先輩と一緒の括りにしないでくださいよ」

「で、本当の男は子孫を残せず、実はもう絶滅危惧種なんだよ」

「メダカみたいなもんですか」

「そう!メダカ!で、女男を見分けるサングラスが発明されたんだよ」

「え?」

「そのサングラスの奪い合いで、乱闘するんだな」

「・・・それって、ジョン・カーペンターゼイリブじゃないですか?」

「あ、知ってた?」

「知ってます」

「そういう映画だろ?君の名は。は」

「見てないけど、そんな映画なわけないじゃないですか!」

「あ!心に茨を持った少年かかった!」

「いつの間にリクエストしてたんすか!ちなみに、スミスだと・・・」

モリッシーが本当の男、ジョニー・マーは女男だな」

「まあね。モリッシー絶滅危惧種感ハンパ無いすもんね・・・」

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