追憶の短髪高校生

自分には、ちょっとエキセントリックな姉キがいる。姉キは中学生の時に澁澤龍彦を読破するような人間で、現在も風変わりな人生を送っているようだ。''ようだ''というのは、あまりよく知らないからである。決して仲が悪いという訳ではないが、ものすごく距離を置かせていただいている。例えるならば、姉はまるでフーテンの寅さんのようで、ある日突然現れて、周囲を散々搔き乱し、またある日突然消えていく。ニール・ヤングのライク・ア・ハリケーンって歌、あれ、うちの姉キにヒントを得て思いついたタイトルなのではなかろうか?

この姉キの影響により知った音楽、映画、本、漫画、思想など限りなく多く、姉キは僕の人生を多少狂った方向に導いてくれたと思う。大いに感謝している所もあるし、少し恨んでいる所もある(笑)。

※もちろん姉キはこのブログの存在など知る由もないが、万が一、澁澤龍彦でここにたどり着いてしまった場合、この文末につけた(笑)で全てを許してほしいと願う。

 

そんな姉キの部屋から、面白そうな本や漫画を勝手に拝借して読む事があった。下記はその中の一冊である。

 

河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)

河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)

 

 

男子校に通う生徒達の物語だが、自分も高校時代に読んで、大いに共感した。作者は女性なのに、男子校の感覚をよくわかってるな〜と、苦笑の連続。短髪の主人公ってのも当時ちょっと新鮮で、僕も失恋をきっかけに、この主人公のような短髪にしてしまった。(以来、ずっとこの短髪だ)

吉田秋生は、姉でもいないと男子高校生ではなかなか手が出ないジャンルなんじゃないかと思う。

こういった姉キきっかけの出会いについて、またある日突然思い出したら、ある日突然書き留めておこうと思う。