ミサイルが俺の上を通過していった

あまり書きたくないけど、記録として書き記しておく。

 

今日の朝、携帯からの「ミサイル発射」の警報で起こされる。

家族で居間に集まり、テレビを見つめる。

「窓ガラスのそばはヤバいって話じゃん」

「この家、窓ガラスが無い部屋、無いよ」

「・・・そだね」

長男が、

「死にたくねーよー」とわめいてる。

「お前は、ジーパンの殉職シーンか?」

「ジーパンって?」

「あー、説明面倒だから忘れてくれ」

ファミスタのフライみたいな音のJアラート。

「これ、ファミスタのフライ打った時の音だな」

ファミスタ?」

「あー。でかいフライだな」

東京は対象外。またか。海外のデカイ地震で出る津波警報の時と一緒だ。

「東京がアラート鳴ってないなんて、これはプロレスだな」

「プロレス?」

「本当にヤバかったら、日本全国に出すはずだよな」

「プロレスって?」

「あー。猪木がハルク・ホーガンのアックス・ボンバーでKOされた時、あの時、本当にびっくりしたな。ちょうどお前くらいの歳だったと思うんだよね。それに比べたらこんなもん、全然大丈夫だよ」

 

10分後、ミサイルが上空を飛んでいった。

その2分後、襟裳岬のずっと先に着弾した。

「え〜り〜もの〜 はるは〜ああ〜、何も無い春です」ってフレーズを思い出した。「何も無い」ってイメージをサブリミナル的に思い起こさせる為に、襟裳岬を出してきたのかと勘ぐってしまう。

本当は、ここで一発、森進一のモネマネかましたかったけど、「あーあー」とだけ言った。