犬ヶ島を見た。からの牛ヶ島。

映画「犬ヶ島」見ました。やはりウェス・アンダーソン節全開の、文化系男子が燃えるその作り込まれた世界観に、ワクワク・ドキドキしました。

しかし、Mr.フォックス・ファンの息子3人と見に行ったんだけど、こっちはわざわざ吹き替え版をチョイスしてるってのに、重要な局面で多発するニュース番組調のナレーションが全部英語&字幕処理で、「これ、うちのガキ共さっぱり分かんねぇんじゃねぇか?」ってヒヤヒヤさせられる。これ大人向けの映画なの?ふざけんなよ、犬ヶ島。そういうスタンスで吹き替え版作ってんのか?おい?

鑑賞後、小3の次男はかろうじて「おもしろかった!」と言ってくれたが、年長園児の三男は、「あのメガネのオバさん、何言ってるかさっぱりわかんねぇ」って、案の定、苦虫噛み潰した顔で吐き捨ててたぞ。「あれ、日本語じゃねえんだわ。ゴメンな」ってセリフ、俺がガキの頃に「がんばれ!ベアーズ」見に行って、親父の手違いで字幕版の方を見せられた後に、親父が申し訳無さそうにブっ放したセリフだわ!40年の時を超えて、俺にも同じ呪われたセリフを言わせんなよ(怒)

 

帰りに寄ったすき家で、たまたま見つけたすき家に飾られてる謎すぎる壁画をニヤニヤ見ながら、俺は思った。「打倒、犬ヶ島だ!」すき家の壁画を見ながら俺が考え出した「牛ヶ島」のストーリーをここで公開しよう。

 

(あらすじ)

舞台は近未来のイギリス。沈静化していたBSEの猛威が再燃した。今回の牛の狂いっぷりは、前回の量より1.5倍増(当社比)。 しかも、ツユダクだ!(ツユダクという表現に深い意味は無い)。

世界は、まずイギリスの全住民を国外へと避難させ、代わりにグレートブリテン島に世界中の牛を送りこんだ。ここで人類は、牛という生物との共存を完全に隔離する選択をする。イギリス全土は、狂った牛の島と化した。そして、世界中の乳製品はヤギに、肉類はブタ&猪に代用された。

 

アイルランドに移住したロンドンの少年ロジャー・ミーズは、毎日、背が低い事でイジメを受けている。ロジャー少年は、飲むと背が伸びるという伝説の飲料「牛乳」を求めて、自作のイカダで単身「牛ヶ島」に乗り込んだ。そこでロジャー少年が見たものは・・・。

 

 

そこでロジャー少年が見たものは、火星から地球に舞い降りた牛のロックンロール・スター「ジギュー・スターダスト」だった。ジギューは牛達に宣言する。

「5年間だ!5年後に、俺達は絶滅する!」

絶望する牛達。そんな牛達に、ジギューは最高のロックンロールを奏でる。ロックンロールによる救済。牛達はくよくよ思い悩むことを忘れ、我を忘れて「狂牛」の文字通り狂い咲く。

 

一方、島に乗り込んだロジャー少年は、島にはメスの乳牛が一匹もいないことに気づく。伝説の背伸び飲料「牛乳」は、メスの乳牛からしか取れない。途方に暮れるロジャー少年。

 

心優しい松坂牛(声:松坂桃李)の助けを借りて、ジギューの城に単身潜入するロジャー少年。そこで、ジギューがたくさんの乳牛達と牛乳風呂に浸かり、ドラッグでヘロヘロになりながら乳牛のたわわな乳を揉みまくる姿を目撃する。今回の狂牛病騒ぎは、全てジギューが仕組んだ陰謀だったのだ!

 

ロジャーは、あっさりした性格の水牛や、間違って島に来てしまった孤独なヒョウと仲間になり、心優しい松坂牛(声:松坂桃李)、心が折れない米沢牛、心変わり激しい宮崎牛、心に茨を持ったモリッシー(本人出演)らと共にジギュー・スターダスト&スパイダース(声:堺正章、井上順 他)&獰猛な闘牛達に闘いを挑む。

最後は血まみれのジギューが、「ユア・ノット・アローン!」と絶叫しながら牛ヶ島を爆破する。間一髪、ブライトンビーチから船で島を脱出したロジャーは、爆破で飛散した大量の焼き肉をゲットする。やがて船は、日本の横浜港に漂着する。で、すき家に飾られている謎の壁画へと繋がって、すき家で食事している家族が映って映画は終わる。

 

そんな事をニヤニヤしながら考えていたら、子供が話しかけてきた。

「ねぇ、帰ってMr.フォックスがみたいな」

「そうだな」

「ねぇ、今、3人で相談してたんだけど、うちで犬飼ってもいい?」

「君達、それ100点満点の映画感想じゃないか!父さん嬉しいぞ。ウェス・アンダーソンも訓市さんもきっと喜ぶと思うよ。

・・・だが、断る。」

 

ダイアモンドの犬

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