昔の記事だが、面白い記事を発見。
これ、自分もマネしてやってみようかな、と。
でも、「アルバムのランク付け」なんて暴挙は、ティーンエイジ・ファンクラブ様に対して失礼だろ!と思いましたが、ノーマン・ブレイク本人が楽しんでやっちゃってるんで、ここはセーフですかね・・・。音楽的な評論はできないけれど、思い出話を中心で。
では、行こう!
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第11位:The King(1991)
これはね、当時、期待がデカかったのよ。聴きたくて聴きたくて、でも茨城県の田舎なんかでは音源がゲットできる訳も無く。
んで、友人がたまたま録音していた渋谷陽一先生がFMラジオで流した数曲(Like A Virgin、The King)を譲り受け、カセットテープにダビングしたバンドワゴネスクの後にボーナストラックよろしく追加でダビングして、勝手に「バンドワゴネスク・デラックスエディション」って手書きでラベルに書いて、ウォークマンに入れっぱなしで何回も聴いてたな〜。
で、ロンドンに行った時に、確かカムデンタウンのレコード屋(Sister Rayって店だったかな〜?)の棚にアナログ盤が飾ってあったんだよね。まるで俺が来るのをカムデンタウンでずっと待っていたかのようにさあ、棚の1番目立つ所に飾ってあったんだよね。
飢えたブラックバスがポチャンと落ちたルアーに即喰らいつくみたいに、すぐ手が出たよ。ちょっと高かったけど、ポンド→円の換算がうまくできなくて「あーめんどくせー」って独りごちながら即ゲットした。
帰国後、新宿でも会ったんだな。そっちも、「俺の事を待ってました感」めちゃくちゃ出してたんだけど、流石にそっちは見て見ぬふりしてスルーしたよ。今思えば、そっちもゲットしておけばよかったな。
第10位 : Shadows(2010)
悪くはないんだけど、あんまり印象無いんだよな〜。
第9位 : A Catholic Education(1990)
これはね、日本盤の発売が、キングレコードから1993年なんすよ。
当時は既にレコード屋でバイトしてたんですが、恥ずかしい事にこれが1stだってわからなくて、「これ、同名の別バンドじゃねーか」って疑いまくってたんですよ。何しろニルヴァーナUKで酷い目にあったばかりだったんで。で、結局、これがファーストだってわかって、恐る恐る買って聴いたら、内容が最高すぎてぶっ飛んだな〜。これが1990年に発売されない日本の洋楽環境を呪ったよ。今じゃ考えられないよね。
Everything Flowsとか、今でも俺のテーマソングだぜ!
第8位 : Howdy! (2000)
確かこの年、第1回のサマーソニックに来たんだよね。
その関係でたくさん聴きました。サマーソニックは行ってないけど。
第7位 : Man-Made (2005)
レコジャケもアギで、いい感じです。
第6位 : Here (2016)
自分が年をとると共に、Teenage Fanclubも年をとる訳で、なんだかそんな年輪を感じさせる落ち着いたアルバムです。 よく聴きます。いつもそっと寄り添ってくれる女性のような、優しいアルバム。
第5位 : Thirteen (1993)
これはね、僕の周りで非常に売れたんですよ。洋楽にあまり詳しくない友人達も何故かみんな持ってた。
で、みんなが買った日本盤はボーナストラックがたくさん入ってたんですよ。
だけど僕は、
「48分くらいで聴き終わるのがTeenage Fancliubのアルバムだ。13曲じゃないと、Thirteenじゃない」
つって変な拘りを発動し、輸入盤の方を買ったんですよ。
でも本当の理由は、安かったからなんですよ。ボーナストラックがいっぱい入ってるの知らなかったんだよな〜。
第4位 : Deep Fried Fanclub (1995)
これは、アルバム未収録曲を集めたコンピレーション・アルバムね。
もし、Teenage FanclubのNo.1ソングを聞かれたら、ぶっちぎりでGod Knows It's Trueだ。 この一曲だけで、コンピレーションとはいえアルバム・ランキング4位までぶち上げるパワーがある。
それと、なんといっても伝説の92年のレディングフェスですよ。
Teenage Fanclub - Reading Festival 1992
この日のレディングのヘッド・ライナーがニルヴァーナって事は有名ですよね。この夜のニルヴァーナのライブは、アルバムにもなってます。
んで、ティーンエイジ・ファンクラブも、ニルヴァーナへの対抗意識の現れか、現在では考えられないくらいめちゃくちゃ気合が入った大暴れをカマしてます。
髪の毛振り乱してステージを動き回り、ギターをかき鳴らすノーマン・ブレイクが見れます。かっこいいぜ!俺もできればこの会場にいて泥にまみれたかったよ。
この日のセトリは下記。
Heavy Metal II
So Far Gone
Mr. Tambourine Man
What You Do To Me
Starsign
God Knows It's True
Take The Skinheads Bowling(Camper Van Beethoven)
The Concept 〜 Satan
Pet Rock
Free Again
Metal Baby
Flame On(by euginius)
Everything Flows
ちなみにこのアルバムには、ニール・ヤングDon't Cry No Tearsのカバーとアレックス・チルトンFree Againのカバーも収録。この偉大なる先人へのリスペクト溢れるチョイスを聴きやがれ。
今週のスポットライト: Teenage Fanclub Have Lost It.(1995)
ベスト3発表の前に、今週のスポットライト。
アコースティックのセルフカバー4曲が収録された7inchシングル。
曲は、Don't Look Back、Everything Flows、Starsign、120 Minsの4曲だ。
残念ながらSpotifyには音源無し。CDなら安く手に入ります。
第3位 : Grand Prix (1995)
いよいよベスト3だぜ。
よくまとまったいいロック・アルバムだと思う。
これは、就職活動中に渋谷のタワーレコードで輸入盤を購入したんだ。東京の友人宅に泊めてもらい、2人で大音量でこのアルバムを聴きながら飲み明かした。2人共なかなか内定が取れず、先行き不安な状況の中、ティーンエイジ・ファンクラブのギターとハーモニーは、僕達に勇気をくれた。
「ティーンエイジ・ファンクラブみたいに生きてーよな」
泥酔すると、友人と僕は決まってこの台詞を吐いて、盛大に吐いた。
第2位 : Bandwagonesque (1991)
「ティーンエイジ・ファンクラブっていう凄いバンドがいる」っていう噂は聞いていた。ティーンエイジ・ラストみたいな、なんか耳に残るバンド名だなって思ってた。
洋楽雑誌の評価も上々で、結構な鳴り物入りで日本発売したと記憶している。発売日に買ったよ。
一曲目The Conceptのイントロがゴジラの咆哮みたいなギターノイズで、一発で気に入った。期待通りのノイジーなギターサウンド。ウォークマンにカセットをぶちこんで、通学中に何度も何度も聴いた。
今でもあの街を歩くと、ギターの音がどこからともなく聞こえてくる時がある。
プロデューサーはドン・フレミング。ドン・フレミングとはこの一枚だけでしか組んでなくて(The King除く)、喧嘩別れでもしたのかな?とずっと思っていたが、ノーマンのインタビューを読んで、そんな事実は無いと知り、安心しました。
(Thirteenの日本盤ボーナストラックにDon's Gone Columbiaってインスト曲があるので、Thirteenをドンがプロデュースできなかったのは、もしかしたらコロムビアレーベル(Gumballが所属)との絡みが関係あるのか、もしくはドン自身のレコーディングが忙しかったのかも?)
推察するに、このアルバム以降に築いてきたティーンエイジ・ファンクラブの長い歴史は、このバンドワゴネスクという金字塔との闘いの歴史だったのかもしれない。そう思うと感慨深い。
ティーンエイジ・ファンクラブのギター・アルバムの最高峰。
第1位:Songs From Northern Britain (1997)
やはり、マイ・ベスト・アルバムは、これです。
なんといっても美しいコーラス・ワークに尽きるよね。言葉なんかいらねえや。聴いてください。
ティーンエイジ・ファンクラブのハーモニー・アルバムの最高峰。
アートワークも完璧。
いや〜、久しぶりに長い記事書いちまったな〜。
やっぱPC導入すると、違うよね。